子ども大人も楽しめるおすすめ絵本!

子どもにだけじゃもったいない絵本!

私は子どもの頃はもちろん、大人になってもずっと絵本が好きでした。絵をみるだけで楽しめるものやキャラクターが好きなもの、お話の内容が好きなもの。

様々な種類がありますが、とにかく絵本が好きで何度も何度も繰り返し読んできました。
そんな私が昔からずっと好きだった絵本や、自分自身に子どもが生まれ読み聞かせをしてあげていると、さらにその良さが分かりまた一段と好きになった絵本をご紹介したいと思います。
ちなみに今うちの子2歳がはまっているのは「す~べりだい」です。

乳児向けシリーズ

いないいないばあ

まずは乳児向け絵本。乳児向け絵本の代表と言っても過言はないですが、松谷みよ子さんの『いないいないばあ』は、大人になって改めて読んでからもやはり素晴らしいと思いました。あれ、ほんとに笑うのが不思議ですね。

内容としては赤ちゃんの喜ぶ王道の遊び・いないいないばあを動物達が繰り広げます。それだけで子どもは笑ってくれるのですが、その他にも素晴らしいと思うのが言葉のリズム感がとても良いところ。
松谷みよ子さんの他の作品でもそうですが、テンポ良く読めるというのは絵本の内容・挿絵と同じくらいにとても大事な事だと思います。

ノンタン

次に、キヨノサチコさんの『ノンタン』シリーズ。
ノンタンというキャラクターがまた、好奇心旺盛でいたずらっ子な愛すべきネコの子です。そして絵やキャラクターが可愛らしいだけでなく、こちらの作品もまたリズム感良く歌を口ずさむように読むフレーズがあるので、まだ言葉を話せない子どもでも耳に残りとても親しみやすい作品だと思います。

またトイレトレーニングやお風呂などの生活習慣やお友達と遊ぶうえでのルールを教えてくれるので、ぜひ小さい頃から読んであげたい絵本のひとつです。

ももんちゃん

もうひとつシリーズものでご紹介すると、とよたかずひこさんの『ももんちゃん』シリーズです。
ももんちゃんという可愛らしい赤ちゃんと、そのお友達であるおばけさんやきんぎょさんなど様々なキャラクターが出てきます。

このももんちゃんシリーズの楽しいところは、子どもに語りかけて一緒に参加してもらえるというところです。
お友達が寝ているので、ももんちゃんと一緒に口に手を当てて『し〜』とやったり、お腹が痛いのでなでなでしてあげたり・・・子どもがこんな可愛い仕草をするのも、親にとっては楽しみの一つでもありますね。

幼児〜小学生向けシリーズ

林明子さんの絵本が温かい

私が個人的にダントツで好きな作家さんが林明子さんです。
林明子さんの描かれる人間、特に子どもの絵はなんとも言えない温かみがあり、表情がとても穏やかで素晴らしいです。文・筒井頼子さん、絵・林明子さんというコンビで描かれた作品はどれも、決して非日常的でなにかものすごいドキドキがあるというわけではないのですが、だからこそいつもの風景を舞台に描かれる優しい物語にとても心惹かれます。

このお二人のコンビでの作品以外にも、林さんが挿絵を描かれた絵本はやはりそこに林明子ワールドがひろがっています。しかし決して主張しすぎず作品の世界観を壊すことがないのが素晴らしいところだと思います。

くまのコールテンくん

次にご紹介したいのが『くまのコールテンくん』です。
こちらはぬいぐるみのくまのコールテンくんが、自分のズボンのなくなったボタンを探しまわり、そして最後には人間の女の子との友情が築かれるお話です。

この作品は小さい頃から本当に大好きで、今でも何度読み返しても面白いと思えます。コールテンくんはボタンをデパートの中で探すのですが、そのコールテンくんの目線から描かれるデパートの景色がとても新鮮で、幼いこどもにとっては大冒険のように思えたことを今でも覚えています。
最後には大切な人間の友達ができ、私もお気に入りのぬいぐるみ達を大切にしようと思ったものでした。

おしいれのぼうけん

最後に、少し難しい絵本になりますが『おしいれのぼうけん』という本をご紹介します。
保育園で先生に叱られたこどもが押入れに閉じ込められ、その押入れから大冒険が始まる・・・というお話です。

絵本というには文章が多いかもしれませんが、3歳の我が子でもじっと聞き入って何度も読むと内容を理解していたので、決して難しすぎるお話ではありません。
むしろ読み始めるとどんどん話に引き込まれ、続きをよんでよんで!となるかもしれないです。
この挿絵も素晴らしく、ほとんどの絵が鉛筆で描かれているのですが人物の表情や動きがとても生き生きとしています。挿絵自体はそんなに多くはないですが、それがまた想像力を膨らませ子どもが自分で冒険に出るのだと思います。

大人も一緒に楽しみたい!

他にもたくさんの素晴らしい絵本はあるのですが、これだけは絶対に!というものをご紹介させてただきました。絵本は子どもだけでなく大人も一緒に楽しめるものです。
小さなお子さんがいらっしゃる方はぜひ一緒に楽しむ気持ちで、そうでない方も気分転換として絵本を読んでみてはいかがでしょう。