まるでテーマパークの工場のような関西の隠れたアートなスポット

テーマパークのようなアートスポットin関西

今回紹介するのは、アートと工場の見学、どちらも一度に楽しめるスポットです。

近年、様々な企業が工場見学ツアーなどを開催してますよね。
日常にあるものがどのように作られているのか、どのようなルートを辿ってわたし達の手元に届いているのか・・・
今まで知らなかったことを学べるため、子供だけでなく大人の方にも人気のアクティビティとなってます。

関西のアートスポットの一つは、ゴミ処理場!

今回紹介するスポットは、アートなゴミ処理場です。
ゴミ処理場といえば、小学生のころに社会科見学などで行かれた方も多いのでは無いでしょうか?

一般的にゴミ処理場のイメージといえば、暗いトーンの建物と煙突からモクモクと煙を出している、といった具合にあまり良い印象はありませんよね。

しかしそんなイメージを覆すゴミ処理場が大阪にあるんです。

こちらは大阪市此花区、舞洲(まいしま)にあるゴミ処理場、「舞洲スラッジセンター」です。


写真を見ていただくと分かる通り、カラフルでワクワクする外観からは、一見しただけだと何かのテーマパークの様です。

遠くからでも目立つ外観のため、同じ此花区にあるユニバーサル・スタジオ・ジャパンと間違えて来られる方もいるそうです。
しかしこちらは列記としたゴミ処理場。しかも見た目だけじゃなく一日あたりの処理量は450トン。最高で900トンまで処理できるそう。

これがどの位すごいのかというと、その処理に使うエネルギーで一般家庭の消費電力72000世帯分が賄えるくらいです。
見た目だけでなく、非常に高いゴミ処理能力を備えている施設であると言えます。

気になるこの建物、オーストリアの画家、フンデルト・ヴァッサーという方のデザインです。彼は「自然との共生」をテーマに生涯作品作りや建築デザインを手がけてきました。中でも、機械的「直線」を嫌い、有機的な「曲線」を多用することで知られています。見てのとおり、今回の建物にも至るところに植栽が施され、曲線的な模様が多様されているのが分かります。

見学は通常予約制となっていますが、年に数回「オープンデー」として一般開放されています。でももし、時間がなくて中の見学が出来なくても、この建物の外観をぐるりと回るだけでも充分楽しめますよね。あとあまり知られていないのですが、実は9時30分から16時(日曜、祝日は除く)のあいだは屋上庭園が開放されていて、自由に散策できます。
大阪の隠れたアートなスポット、舞洲スラッジセンター、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。