喫茶店での何もかも勉強になったアルバイト経験

全ての経験が勉強に

私がかつて経験したアルバイトの中でも、後々の人生のために役立ったことはたくさんあります。正直、自らの人格形成をする上でも大いにプラスになったといえるのではないでしょうか。

喫茶店でのアルバイト①

もうかれこれ20年以上も前の話になりますが、学生時代に学校の近くでウエイターとしての勤務をしていました。当時、社会経験も何もありませんでしたが、やる気と情熱だけで仕事をしていたことを今でも鮮明に覚えています。
ウエイターといっても、私が勤務していたのは、極めて小さな飲食店であったため、厨房や洗い場の手伝いもしていましたけどね。

とにかく、学生時代ということもあり、全てのことに対して経験不足であったことはまぎれもない事実です。来店客のちょっとした態度にも腹を立ててしまうこともあったのです。
いまではモンスタークレーマーだとか、そういった事が問題として取り上げられますが、当時はお客様は神様だったのです。

私が勤務していた飲食店では、喫煙が可能な店舗だったこともあり、灰皿の片付けも仕事の一つでした。私自身はタバコが嫌いだったこともあり、灰皿の片付けの仕事については、大変苦慮したことを覚えています。


しかしながら、そのような大変な経験をすることこそが自らの成長につながることを学ぶことができたのも現実。
自然と何事に対してもポジティブな気持ちになれたことはいうまでもありません。
泥酔客とのやりとりも勉強になりました。慌てることなく、冷静に対処することの重要性を学びました。

人生嫌な経験ほど、あとあと役だってくる事が多いなと感じています。

喫茶店での経験②

別の喫茶店のアルバイトも行いました。通っていた学校のこれまた近くのビル一階に、個人経営のお店があったのです。
先輩と共に店の清掃や接客、飲み物や食べ物を用意するのが仕事です。喫茶店の仕事はまぁおおむねこんな感じですが、こちらのお店は、ちょっと趣向が違っていました。

オーナーさんの趣味なのか、変わったメニューが多くて、用意にけっこう苦労していたのです。いわゆるふつーのメニューじゃないのです。お客さんからしたら、いいお店かもしれませんね。


例えば、おにぎりと豚汁のセットが人気で、それぞれ希望の具を入れて握るのは、意外と手間がかかります。更に素麺とおにぎりのセットは、茹でて氷水で冷やしたり、平行しておにぎりを握ったり。
更に途中から、オーナーが買ってきた「中国茶セット」も出すことに。いきなりぶっつけ本番でお客様に出すことになり、四苦八苦しました。
茶器ごとお湯をかけて、温めるなんて初めて知りました。焦ったなあ。
カレーライスやハムトースト、チーズトーストなどは、比較的準備が簡単でしたが。ていうか、ふつうは喫茶店はそういうメニューなのです。

でも良かったことは、先輩が親切に色々教えて下さったことです。
不慣れな私をサポートし、休み時間には、アイスクリームを奢ってくれて。おかげで、緊張が解けていきました。

困ったことは、前述した通り忙しくて、パニックになることでした。まぁメニューからして、振り返ればそりゃそうなのですが。しかし、一度てんてこまいになり、お客様のオーダーを通し忘れたことがあり、お客様は怒って帰ってしまわれました。
そのお客さんの短い会社の昼休み、どれほど困られたことでしょう。今も思い出すと、申し訳なさに辛くなります。メモなど、ミス対策を徹底するべきでした。

それが今働いていて、少しでも生かされていると感じますが、あぁ、申し訳なかったです。
でもいい経験でした。