東北地方で楽しめる臨時列車

東北地方の列車の旅について

みなさん、こんにちは、今回の記事では、東北地方で楽しめる列車の旅について、ご紹介させていただきたいと思います。

東北地方は、青森県、岩手県、宮城県、山形県、福島県の5つの県から成り、数多くの観光地を抱えているほか首都圏からも新幹線などで簡単にアクセスすることができる地域でもあります。
そんな東北地方には、列車の旅を楽しむことができるさまざまな列車が走っています。

リゾートしらかみ号

まず最初にご紹介する列車は、「リゾートしらかみ」号です。この列車は、青森駅と秋田駅を五能線経由で走る列車です。
五能線とは、青森県と秋田県を日本海経由で結ぶ路線で、列車の本数は同じく青森県と秋田県を通る幹線の奥羽本線と比べると少なく、ローカル線として知られています。
この列車では、そんな日本海沿岸を走る五能線の美しい景色を楽しむことができます。

青森駅から秋田駅まで通しで乗ると5時間ほど所要時間がかかり、特急で青森から秋田まで移動するよりも時間がかかりますが、途中五能線の駅で長時間停車し、列車の外に出て駅周辺の景色を楽しむことができる時間も設けられているので、5時間ずっと座席に座っていなければいけないということはありません。(リゾートしらかみ1号を除く)

リゾートしらかみに乗るには、乗車券の他に通常期では520円の指定券を買う必要があります。
時期によってはすぐに座席が埋まってしまうこともあるため、乗る予定が決まっている場合は指定券が発売される乗車日の1か月前に券売機などですぐに買っておくことをおすすめします。
リゾートしらかみは夏休みなどの時期には平日にも走っているため、予定を合わせなくとも手軽に乗ることができます。

リゾートみのり号

2つ目にご紹介する列車は「リゾートみのり」号です。
この列車は、仙台駅と山形県の新庄駅を陸羽東線経由で走る列車で、多くの観光客が訪れる鳴子温泉の最寄り駅である鳴子温泉駅を通ります。
仙台から新庄までの所要時間は3時間ほどで、1日1往復走っています。

この列車は主に土休日に走っており、さきほど紹介したリゾートしらかみと同様に乗車券のほかに520円の指定席券を購入すれば乗ることができます。
東北を代表する都市仙台から手軽に鳴子温泉方面へ出かけることができる便利な列車であると言えます。

首都圏から東北地方へのさまざまなアクセスの仕方

一般的なアクセス

首都圏から東北地方へのアクセスの仕方というと、東北新幹線を使うという方法が一般的であると思いますが、もちろん東北新幹線以外の方法でも東北地方へは行くことができます。
目的地までの道中も列車の旅を楽しみたいという方は、新幹線以外の方法で東北地方へ出かけてみるのも面白いのではないかと思います。

最も一般的な東北新幹線を使うという方法に関してですが、クレジットカードを持っている方であればJR東日本の「えきねっと」を使うと安く東北新幹線に乗ることができる場合がありますので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
首都圏から東北地方へ行く方法の1つ目は、東北本線を使うというものです。

東北本線は、かつては東京駅と青森駅を結んでおり、多くの特急や夜行列車が走っていましたが、新幹線の路線網が広がるとともに特急や夜行列車はほとんど運転されなくなり、また東北本線の青森駅から盛岡駅の区間が新幹線開業に伴い第3セクター化され、現在東北本線は東京駅と盛岡駅を結ぶ路線となっています。

青春18きっぷを利用しやすい区間

全国のJRの普通列車が乗り放題になる、「青春18きっぷ」のシーズンには特に、首都圏から東北地方へ東北本線の鈍行列車を乗り継いで移動するという方が多いです。
この方法を使う最大のメリットは交通費を新幹線を使う場合と比べて大きく節減することができるという点にあります。
目的地までの交通費を安く済ませたいという方におすすめの方法です。
なお18きっぷシーズンには東北本線の普通列車は比較的混雑する傾向にありますので、あらかじめ注意が必要です。

東武、野岩、会津鉄道線を使う

2つ目の方法です。首都圏と福島県を結ぶ列車は東北新幹線、常磐線の特急ひたちだけでなく、東武鉄道の特急「リバティ会津」号も存在します。
この列車は東武線の浅草駅から東武鉄道線、野岩鉄道線、会津鉄道線を通って会津田島駅を目指す列車です。

終点の会津田島駅からはリレー号が運転されており、会津地方の中心駅である会津若松駅まで行くことができます。所要時間は新幹線と比べるとかかりますが、私鉄を使って首都圏から福島県に行くというのはなかなか面白い方法ではないかと思います。

また東武線の東武日光駅や鬼怒川温泉駅からは会津若松行きの快速「AIZUマウントエクスプレス」号が運転されており、こちらも列車の旅を楽しみたい方におすすめの列車です。

今回の記事では、東北地方の列車の旅についてご紹介させていただきました。皆さんの良い参考になれば嬉しいです。
ありがとうございました。