子供が好きな人におすすめの仕事!学童指導員の魅力

学童指導員という仕事とは

学童指導員という仕事を知っていますか?
保育士や小学校の先生は子供と接する仕事としてメジャーですが、学童指導員は少しマイナーかもしれません。

学童指導員とは、保護者が就労などのため、子供の放課後留守にしている家庭の子供を保護者に代わって保育する仕事です。小学校1年生から6年生の子供を対象としています。

学童指導員は子供が好きなら誰でもできる!

子供の放課後を豊かにすること

学童保育の役割は、放課後子供が安心して安全に過ごせる場所の提供と、子供の放課後を豊かなものにするというものがあります。

多くの場合は、小学校の敷地内にあったり小学校の近くに設置されています。登録している子供は学校が終わると学童に帰ってきます。

学童では、子供達が帰ってくると「おかえり。」と子供達に声を掛けます。家庭と変わらない温かさがあります。
学童に帰ってきたら、宿題をしたり遊んだりそれぞれの過ごし方で過ごします。

おやつはみんなで一緒に食べるところが多く、班活動などもあるため、異年齢で過ごす良さがあります。

学童指導員は、保護者の代わりに子供の様子に変わりはないかや子供達の遊びを見守ります。家や学校に悩みやトラブルがないか、子供にとっての第三の場所として丁寧に関わっていきます。

子供が遊べる場所が減っている

学童指導員にとって一番大切なことは、子供が好きで子供と思い切り遊べることです。

最近の子供には遊ぶ時間も、友達も場所もありません。少子化が進んでいるうえに、学校の授業時間は伸びているからです。

また、昔のような空き地もなく、公園でもボール遊びや木登りは禁止されています。子供にとって十分に遊べない環境の中で学童では、思い切り遊ぶことができます。



学童指導員になるには

学童指導員になるのは、保育士や小学校の先生に比べると非常に敷居が低いです。放課後児童支援員という学童クラブの指導員資格もありますが、未経験で資格がなくても採用される学童は多数あります。

アルバイトやボランティアも積極的に受け入れており、興味がある人はすぐに働くことができます。

学童指導員をしていて嬉しいことは、学童を卒業した子供達が、中学生や高校生になっても会いに来てくれることです。
学童時代はやんちゃで友達とケンカばかりしていた子が、中学生や高校生になっても、慕って会いに来てくれることは子供好きにはとても嬉しいことです。

学童指導員の仕事、ここが大変!

子供と接するだけの仕事ではないということ

学童指導員の仕事で大変なこととして、まずは保護者対応があります!

保護者への対応

学童は、学校や塾、習い事とは違います。連続する子供の生活の中で、家と学校をつなぐ第三の居場所です。

ですが、保護者の中には、学校と同様に厳しく接してほしいという要望や宿題を必ずさせてほしい、サッカー教室や体操教室などの付加価値が欲しいという人も多いです。

実際に、習い事や塾機能のついた学童も誕生しており、本来の学童と新しい学童の違いが保護者には伝わりにくいということは今後の課題でしょう。

学童の生活は、保護者の協力なしにはあり得ません。保護者に学童の特性や考えを知ってもらい理解と協力を得るためには、広報をしっかりとしていくことが大切です。

また、やはり子供同士のトラブルをきっかけとした保護者対応はとても気を使います。どちらが悪いという決めつけをしてしまうと、保護者の怒りを買ったり、信頼を失ったりしてしまいます。

子供同士のトラブルは実際、どちらか一方だけが悪いということは実は少ないものです。事実をきちんと伝え、子供にとってどうすればよいかを保護者と二人三脚で考えていけたら一番いいですね。

学校との連携が必要

実は子供にとって家庭よりも学童よりも長い時間を過ごすのが学校です。子供にとっての世界の中心は小学校と言っても過言ではないでしょう。

そのため、学童指導員にとって学校での子供の様子を把握しておくことはとても大切なことです。

ですが、学校の先生との連携はなかなかうまくいきません。学校の先生はかなり激務です、学童以上に保護者対応や行事の準備に追われています。細切れの時間を利用して事務作業や会議、研修にも参加しています。

そのため、学童との情報共有に時間を割くことが難しいようです。また、少なからず子供の放課後には関知しないというスタンスも見受けられます。

ですが、中には非常に協力的な先生もいます。たとえどんなに課題があって大変な子どもでも、保護者と学校、学童がタッグを組めばとても良い関わりができます。それが、学童指導員のやりがいにもつながります。

学童指導員はやりがいのある仕事です

他にも、給与が少なかったり、休みがなかなかとれなかったりといった悩みはたくさんあります。

大変なこともたくさんありますが、今後、女性の社会進出やシングルマザーがますます増加する中で学童指導員の需要は高まっていくでしょう。
子供が好きで子どもと関わる仕事がしたいという人は、ぜひチャレンジしてくださいね。