山歩きが趣味としてはまった理由
近年は山歩きや登山、それにトレッキングなど自然に対する趣味や興味が大きくなってきて、それに応じてか特にテレビなどの影響もあって大いに高まっているようです。
まぁ、山歩きとトレッキングはほとんど同じ意味ですが、トレッキングと言った方がカジュアル感、ファッション感は強いかもしれませんね。
中でも学生から年配者、熟年者達、それに山ガールなど若い女性も、自然に対する憧れや直接触れ合うために、山登りなども盛んなようです。
だんだんはまっていく山歩きの魅力
私もその中の一人でもあって、35歳を過ぎてから趣味や人との交流、そして体力維持のために、野歩き山歩きを始めるようになり、いつしか登山という趣味になってしまいました。
秋以降、冬場は寒いので行きませんけどね。
当初はまぁ軽いウォーキング程度で、付近の川の土手歩きなどを歩いていましたが、次第に歩くだけでは飽き足らず、近所の低山歩き、そして住まいからほど近い、の丹沢山塊の代表的な山である「大山」へ初めて登山しました。
大山登山の途中には阿夫利神社という立派な神社もあって、其処で登山の安全を祈りながら1時間半ほどで頂上に立ちましたが、その時の印象が実に鮮明で眼下には相模湾や江ノ島までみえました。
そして裏側に回ると丹沢山塊の山並みがうねるように波打っていたのですが、中でも富士山の姿が山並みの向こうにくっきりと姿を見せていたのです。
これは初めての経験であり、体験でもあったのですが、それ以来登山に親しむようになってしまいました。
基礎体力を付けながら丹沢山塊の各山々ピークを目指す
人気のある表丹沢の塔ヶ岳や丹沢山、山塊の最高峰である蛭ヶ岳、それに、小田急の新松田を起点とした西丹沢では犬超越や大室山、檜洞丸、畦ヶ丸、菰釣山など、神奈川と山梨の県境である甲相国境尾根と呼ばれる峰々も踏破しました。
そして、丹沢の山々を概ね登り尽くしたその後は、山梨県や長野県や山々に向かいました。
奥秩父の山である金峰山や甲武信岳、南アルプスの北岳や手前に聳える鳳凰三山など、そして遂に長野県の中央部に聳える「八ヶ岳」に向かいました。
さて、長野県の中部山系でも南部に位置する八ヶ岳連峰は、長野県と山梨県にまたがる山々の総称でです。その範囲は概ねが夏沢峠を境に、南八ヶ岳、北側を北八ヶ岳と一般には称しています。
北八ヶ岳は樹木と苔に覆われた瑞瑞しい山であり、南八ヶ岳は北とは対照的に岩稜帯のアルペン的な山といえるでしょう。
首都圏でも人気の山・八ヶ岳の主峰・赤岳
車で中央道の諏訪南ICで降りて其処から登山口の美濃戸口まで向かい、赤岳鉱泉から主峰・赤岳を目指します。山小屋風の美濃戸山荘まで入り、其処からはいよいよ本格的な登山道になります。
登山道は概ね北沢(硫黄岳側)と南沢(赤岳方面)の分岐となり、沢筋を主体に二つに分かれますが、北沢ルートというの左の方向へ向かい、赤岳鉱泉を経て硫黄岳へのルートになります。
一方、私は右側の南沢ルートというのを目指しましたが、赤岳鉱泉を経て行者小屋を経由して赤岳、阿弥陀岳方面へ直接登るルートもあるのです。
そして、暫く沢沿いに進むと正面の横岳の大岩峰が眼を見張るように迫ってきます。
赤岳の魅力
赤岳鉱泉からは先ず小さな峠を超えて行者小屋ヘ向かい、其処からは地蔵尾根という本格的な岩稜ルートを登ることになります。
長いハシゴやチェーンのあるルートでコルまでの稜線まで登れば直ぐのところに赤岳山荘肩の小屋があり、此処から主峰の赤岳へ目指すのです。
山稜をしばらく歩むようになり、そしていよいよ最高峰の「赤岳」の急な登りにかかります。岩場とガレ石のジグザグの山道を登ることになり、道筋には鉄製の固定されたハシゴや鎖が処々に設置されていて慎重に登ることになります。
そして、上りきった大きななピークは待望の「赤岳」。
2899mの山頂標識が在り、周囲は360度の大展望が開けるのです。
因みに、八ヶ岳連峰の最高峰である「赤岳」は、長野県と山梨県との境界に位置していて、山頂エリアには赤岳頂上小屋という山小屋もあります。
山頂部分は僅かながら北峰と南峰とに、僅かな距離ながら分かれているのが特徴です。
山頂からは県界尾根や真教寺尾根が延びていて何れも登山コースになっています。 又、山頂の勇姿は急激な錐型をなしていて、その山様はよくヨーロッパ・アルプスのアイガー又はマッターホルンに似ているとも云われています。
登山の為の服装やファッションについて
さて、私が登山をするについての服装やファッションについて軽くご紹介します。
ご承知のようにトレッキング、登山のファッションや服装に関しては、昔と比べて大いに多彩になり形や柄、色合いといった物にもオシャレ気分で皆さん楽しんでいるようです。
夏場でも寒さ対策は必須!
それはそれで大いに結構ですが、特に登山の場合は地表部と高所の場合の温度差や天候が大いに異なります。
寒いのが嫌いなので私は夏場中心の登山です。だからといって油断や地表のままのスタイルでは言い訳はないのです。
例えば、山の気温というのは1m高くなると、0.7度から0.8度低くなると云われています。従って、自然、登山ブームにおいてでファッションの要素が先行していますが、実際の登山の服装に対する基本というのがあります。
それは何を着用するかではなく、どの組み合わせで着用するか、という事が大事なのです。つまり、出来すだけ重ね着が基本になります。
重ね着をすることの理由は、天候の変化や体温コントロールをし易くすることが大事で、まず、肌着(綿のTシャツ)、中間着(長袖シャツ、ウエア)、それに外着(防水・防風・防寒性のウエア)が基本スタイルになります。
つまり、肌着で汗を出し、中間着で保温し、外着で雨風を凌ぐためなのです。
ぜひ、まずは山歩きから挑戦してみてください。きっと違った世界が見えてくるはずですよ。