ミドリガメの飼い方上手だとでかくなっちゃうぞ
夏のお祭りの屋台で、ちっちゃなミドリガメを見かけて、かわいさに買ってしまった方もいらっしゃると思います。
我が家にもミドリガメが一匹います。一緒に暮らして早くも5年の月日が経っています。家に来たときよりもだいぶ、いや相当に!大きくなりました。
最初は小さくてかわいらしいミドリガメ
はじめて、我が家に来たときは甲羅の大きさが4センチほどでした。
最初はカブトムシを飼っていた容器に、2センチほど水を入れ、カメが載れるくらいの小さな石を入れました。餌は小さなカメ用の餌をスーパーで買うことができました。
カメはえら呼吸ではないので、水道の水でも大丈夫、水の量も少ないので、子どもが毎日水を替えていて、こんなものなら楽だなあと思っていました。
しかし、夏休みが終わり、秋頃になると甲羅の大きさがだんだんと大きくなり、虫用では狭く感じるようになりました。うん、成長はやいなぁ・・。
あっという間に、水槽が次々手狭に
そこで、幅が30センチほどの水槽に・・。水の量が増えたので、水の汚れかたが目立たなくなり、それまでの毎日から1週間に1度の水替えになりました。
冬はうまくいけば冬眠するようなのですが、室内など中途半端な気温だと冬眠することができないので、水中ヒーターを使って加温を続けて冬眠なしで越冬させることにしました。いや、外に放りっぱなしでも大丈夫なんですよ。いちど外に放っておいて、水が結構、凍ってしまいましたが、元気なのです。
でもでも、しっかり飼ってあげるには、甲羅干しのために必要なライトも設置。石もカメの大きさに比べたら小さくなってしまったので、市販のカメ用島を購入しました。水深7センチくらいまで使える物です。
冬場は特に日光浴を
日中、ライトを浴びながら、島でひなたぼっこしている姿はかなり癒やされます。餌は、子カメ用から、大きくなりましたが、毎朝の餌タイムは寄ってきて、それなりに可愛らしいと思うことも。
餌タイムでなくとも人間が近くに行くと、寄ってきてバチャバチャするので、なついているのでしょうか。
たまに庭に出したり、冬の間は家の中で歩かせたりすることもありました。庭だと、芝生のほうに行ってじっとしていることもありましたね。
水槽にも隠れられる岩場があると良いそうなのですが、芝生のなかに隠れるのもそういう場所が好きなのかなと思いました。
確かに、市販のものもトンネル状になっていて、その中に頭をつっこんでいる姿もよく見かけます。こうして、最初の冬も、元気で無事に越えることができました。
ミドリガメは大きくなる、容赦なく
2年目の夏になると、甲羅は10センチ前後になりました。幅30センチ奥行き15センチの水槽では小さく、幅60センチ、奥行き30センチの水槽に買い替えました。
二段のカラーボックスを横にするとちょうど載る大きさです。もう水槽を持ち上げることは容易ではありません。なので、灯油ポンプを使ってバケツにくみ出し、何度もトイレへ行って流すという水替え方法になりました。子どもが一人でやることは困難な状態になってきて、結局は私がやることに。
水替えもしんどくなってきた
これを毎週はしんどい、ということで濾過装置を使うことにしました。水の量から、一番小さいカメ用のフィルターを設置しました。そうすると、1ヶ月ほど水がきれいな状態を保つことに成功です。
助かったと思いましたが、カメはまだまだ大きくなりました・・。
学校のカメを見ていると30センチはあるであろうミドリガメもいます。60センチの水槽では足りずに、衣装ケースで飼っているという方のブログもよく拝見しました。
望ましい水槽は甲羅の3倍は必要と言われています。毎年子どもは夏休みの自由研究はミドリガメにしていました。
大きさを測り、段ボールの迷路を歩かせたり、見えない餌を探し当てることができるか、歩いてどれくらいの重さを引っ張ることができるか、など毎夏楽しそうにしていました。
ミドリガメも大きくなると、フィルターを使っても水をきれいに維持できる時間が短くなってきます。結局1週間に1度は水替え、フィルター掃除をすることに。子どもは成長し、部活や塾などで多忙となりやっぱり親がしなくてはなりません。
なるべく簡単に済むよう、水槽の底には石を敷いていません。石を敷くと水質を保つこともできますが、洗うのが大変です。そこで、麦飯石の多泡石などを投入したら、やや水質が長持ちするようになりました。
我が家のミドリガメは、水槽に何か見たことのないものが入るとテリトリーを侵された気分になるのか、攻撃します。結構気性が荒いですねぇ。なので、水槽に入れる物は丈夫なものであることが前提です。フィルターやヒーターも吸盤で固定するタイプのものを使用していますが、すぐに外さてしまいます。都度直しているところ。
これからも大事にしますよ!
毎夏、甲羅の大きさを測ってきて、この夏は昨年の夏とほぼ変わらない甲羅の大きさでした。16.5センチ。これならばなんとかこのまま60センチ水槽でいけるかなと思っています。
ミドリガメは特定外来生物に指定されまるで悪者扱いですが、輸入してきたのも買うのも、捨てたのも人間です。いろいろ考えさせられますが、せっかく家に来てくれた、大切にしたい命です。しかしあまりに丈夫なので・・何十年生きるのでしょうか、この子は・・。